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2018.10.05 Friday

沢木耕太郎『銀の街から』

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    沢木耕太郎
    朝日新聞出版
    ¥ 1,728
    (2015-02-06)

    沢木耕太郎『銀の街から』を読み終える。

    たぶん、執着するものを持つことからすべての不幸は始まる。しかし同時に、人間的な幸せもまたそこからしか生まれてこないものなのだ。ツォツィは、その逆説を背に、私たちが激しく心を動かされるラストに向かってゆっくり歩んでいくことになる。(沢木耕太郎『銀の街から』 p.14)

    これは『ツォツィ』という映画について語られた文章である。私はこの映画を観ていない。だけど、沢木が言わんとしていることは分かるように思う。なにもかも手放してラクになりたいという気持ち、執着を捨てたいという気持ちが一方にはある。だけど、私は手持ちの蔵書やデータを捨てることは出来ない。そこに「人間的な幸せ」を見出している。

     

    沢木の映画評はなかなか面白い。観ていた映画も何本かあったのだけれど、なるほどそんな切り口で語るのか! と唸らされるところが多かった。ただ、どの映画を語っても優等生的な語り口になるのが残念。もっと冒険心が欲しいところだ。

     

    と、書いて来てまた映画熱が蘇って来た。ミヒャエル・ハネケの『ハッピー・エンド』を観ようかと思っている。

    2018.10.21 Sunday

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